「んー?どこだー?…大山…大山……」

彩愛はなかなか見つけられないらしい

実はもう私の目の前の表に書いてあるのだけれど…

楽しいからとりあえず黙っておこう

1、――――
2、――――
3、――――
4、――――
5、――――
6、大山 彩愛
7、――――
8、――――
9、――――
10、――――
11、――――
12、河内 琉叶

「琉叶ーあったー?」

彩愛がこちらへ向かって来る

そして私の目の前の表をみて

「あー!あるじゃーん!なんで琉叶行ってくれないのよー!」

「だって必死に探してる彩愛面白いんだもん」

「うーもー早く行くよ!」

そう言って私の手を引いて歩き出す彩愛

「ごめんって」

そう言うと顔を真っ赤にした彩愛がこちらを振り返った

「バカ琉叶!」

「はいはいバカですよーだ」

「もー!琉叶頭いいでしょ!」

「だって彩愛がバカって言ってきたんじゃん」

「そ、それはそうだけどさー……」