「ヒメってたまに話をちゃんと聞かないではやとちりすること多いよね
…俺は調教よりもエッチすることにハマったから、スライドしてこれからはこっちでいくからね!っていう話をしてるんだけど!」

あ、なんだ、そういう意味か…なーんだ、飽きられた訳じゃ…

「ええー!!!毎日するんですか!?」

「そう、その反応!ちゃんと聞いたね?わかった?!」

「毎日…」

「別に嫌ならいいよ。ゆーきーひーめーさ…」

「あわわ、やめてください、やめてください!」

私はまた先輩の口を塞いだ。

もう!いつもこのパターン!!

その時何かを踏んずけていて、私は下を向いた。

…水色で白いレースが縁取ってある女物のハンカチ?

私が拾おうとしたら、先輩が慌てて先に拾い、そそくさと無造作にポケットに突っ込んだ

…え?何?

「これ、うちの…母さんが…」

しどろもどろで挙動不審だった。その時は深く考えなかったけど、あのハンカチは大事な物に違いなかった…誰かの物だった…

「そんなことより、さっそくやりませんか?」