「ほんとですか!!??」

私はその言葉に食いついた。もうしなくていいんだ!スカートめくりごっことか、メイドごっことか(その他もろもろ)…もう許してもらえるんだ!!

先輩は私が恥ずかしがる嫌がらせを『調教』と呼ぶ…私にしたらその言葉も充分卑猥に聞こえますが…

「ホントの本当にもう解放してくれるんですか?」

「うん。」

「わかりました…じゃあ、恥ずかしい言葉を言います…」

私は顔が熱くなるのを感じた…
絶対真っ赤だ…

先輩は楽しそうに私を見ている…

言おう、言うんだ!こんな毎日から解放されれば、こんな一言くらい!!

「…あ、…あの…」

「うん。言ってごらん?」

先輩がわざと私の顔を覗き込んだ…


嫌がらせだ!


私は余計に熱くなる…

これで最後!これで最後…

「…せ、セックス!!」

言った!言ってやった!!やったー自由だー!

…あれ?

目の前で先輩が爆笑していた…

な、何で?