少しほっとして、しばらくグミを頬張っていた

「一個ちょーだい!」

先輩が甘えたように言ったので、私は摘んで先輩の口の中に入れた。

先輩が幸せそうにグミを食べてる姿に、私は少し綻んだ

なんか可愛い…

あーんってしたので、私はまた摘んで先輩の口の中にグミを入れた瞬間、指が唇に挟まれた。

先輩は私の指ごと舌でグミを弄んでいる…

私はびっくりして先輩の顔をみた…


先輩の目は私を睨んでいた。


私は怖くなって少し後ろに下がったが、袋を持っていた方の二の腕を掴まれ、逃げられなくなった。

先輩はもう片方の手を、食べられてる私の残された手の手首を掴んで唇から出し、指の先から、指の股まで丁寧に舐めだした。

ビクンと震え、私はその光景から目を離すことが出来なくなってしまった…

くすぐったいような不思議な感覚が背中を走り回って、私は顔を背ける

先輩はそれに気付いて舐めるのをやめて、掴んだ二の腕を寄せて肩に回し、私にキスをしてきた。

まただ、マスカットの香…

「気持ちイイんでしょ?」

口の中に先輩の声が響く

そんなの…わかんないよ…