そういって担ぎ込まれた俺達の意識はなくて、気づいたらこの研究室に連れてこられていたんだ。

俺が人間ってことが分かって、地上に返そうとしたけれど、国家秘密をばらされる危険からここに留まらされて、もう何年がたっただろうか。

捕まって、この地下室に入れられてから、国の監視付きで外に出されて、ある一家と暮らし始めたんだ。

そう、その時に出会ったのが舞、俺の義理の妹だった。