さび付いた鉄のドアが開いて武装した人間達が数人、俺たちのいた部屋の中に入ってきた。

「おぃ!ここに吸血鬼が2体もいるぞ!!」

―――違う・・・、俺は人間だ・・・。

意識が半分なくなりかけていたからか声が出なかった。

「とりあえず、ここで死なれては困る。連れてくぞ!!」