「はいっ!」


あたしをベンチに座らせて純平くんは自販機で買ってきたコーヒーをあたしにくれた。


「あっ、ありがとう!」


そう言って二人で缶を開けてコーヒーを飲んだ。


「あいつが死んでからもう1年か…」


「うん…」


純平くん、覚えててくれたんだ…