「おばさん…ごめんなさい…あたしのせいで──」


「優梨ちゃんのせいなんかじゃないわ。だからそんなこと言わないで?」


真っ赤に腫れた目をおばさんに向けることができなかった。


「また遊びに来てね?あの子もそう願ってるはずだから…」


息子を失った悲しみは想像のつかないものだろう。


でもそれよりもあたしのことを心配してくれるおばさんの心遣いがとてつもなく嬉しかった。


「おばさん…ありがとう」


本当に…ありがとう…