「ごめん一夏!!」


そう言うと一夏は後ろを振り向いて、少し呆れた表情を見せた。


「相変わらず遅ぇな…毎朝何やったらこんなに人を待たせられる訳?」


…鼻の先、赤くなってる。いっつもチャイムが鳴ってから5分は待たせちゃってるからね…


そう言って歩き始めた一夏の後ろをついていく。