次々と学校を後にする生徒達を目で追って、その中に一夏の姿を探す。


「まだ…か」



携帯を開いてみたが一夏からの連絡はない。


あれからもう20分は経っている。


「一夏遅いな…」


このままじゃライブも間に合わなくなっちゃう…リハーサルもあるだろうし…










そうだ!教室まで迎えに行ってみよう!


あたしは来た道を戻って一夏の教室に向かった。