「えっ!?何!?」


ひいたばかりの顔の火照りが、一気に戻って来たんじゃないかってくらいあたしは驚いた。


「このヘアピン…まだつけてんの?


「へっ?」


「それ俺があげたやつじゃん。小学生の時だったっけ?」