「土方さんは、あれで良かったんですか?」


「だーかーら、何の事だと言ってるんだよ!!」


「分からないですか?千歳さんの事です」



総司は、金平糖で甘ったるくなった口をお茶ですすいで、飲み込んだ。


真剣な顔で言った言葉・・・・・『千歳』という言葉に身体が反応する。



「申し訳無いとは思いませんが、見てたんですよ。

・・・・・千歳さんもあなたも、不器用ですね」



・・・・・申し訳ないと、少しは思えよ。


そう思った事は、心の中で隠して、大げさに溜息をつく。