その言葉を飲み込み、泉箕はこれで話は終わりだ、と黙りこくる。


嫌な沈黙が、がらんどうの屯所に流れる。


居心地の悪さに、喉が潰れたように言葉が出てこなかった。



「じゃあ・・・・・どう、なる・・・・・んだ・・・・・?」



途切れ途切れに、何とか発した言葉。


べっとりと、手に滲む脂汗を握り締めながら、震えそうになる体を、無理やりシャンとさせる。



『・・・・・消えるしか、ないさ。

俺も――――千歳も、近い内に』