「なぁ・・・・・それって、何でなんだ。 今まで、普通に暮らしてたじゃねぇかよ」 今まで、あいつは普通に笑ってた。 「何で、あいつが消えなきゃならねぇんだよ・・・・・?」 自分でも、情けない位に、震えた声が口を割って出る。 信じられなかった。 いや、信じたくなかった。 『あいつには、俺が半身・・・・・魂を与えたようなものだ。 だが、神は慕われ、願われ、存在を認められてこそのモノ ・・・・・初めは、俺もそうだった』