妙なやり取りがしばらく続き、勝ち誇ったように私はニヤリ、と笑う。


そんな私を見て、土方はなぜか固まっていた。


しかも、その後呆れたような大きな溜息を吐く。



「俺・・・・・出来る事なら、もっと別の場面で笑ってほしかった・・・・・」


「いや、あんた何言ってんの」



やれやれ、と言ったように眉根を寄せる土方をバッサリと切り捨てる。


まったく、寝不足で頭がイかれたか?



「・・・・・ってか、おめぇ寒くないのか?」



欠伸をしながら、寒そうに腕をさする土方。


それに比べて、私は着流し一枚。もちろん上着なんて羽織ってない。