キーン…コーン…カーン…コーン…
ガラガラッ!
「ふぅ…ぎりぎりセーフ!」
チャイムが鳴り終わる前に教室に着いた私は、優亜やいろんな人に笑われた。
その中を通り自分の席に着いたとたん…。
隣から…
「なんで遅刻ぎりぎり…。」
と笑いながら言ってきたやつがいた。
その隣の人は、柴崎。
こいつは王子様キャラなくせに私には俺様キャラ。
「むかつくー。別に遅刻しなかったんだからいいでしょー。」
クスッと笑いながらこっちを見てくる柴崎を睨みながらみっちゃんの話を聞いていた。
「はーい。それでは文化祭実行委員を決めたいとおもいまーす。」
相変わらずみっちゃんは他人事のような話方だね…。
とおもっていると。
『えぇぇーーー!文化祭実行委員なんてめんどくさいだけじゃん!』
とクラスの皆が口々に言う。
「うるさいわよ。はい。男女一人ずつで誰かいないー?」
誰も挙げないでみんなぶーぶー言ってるとき、ふと私の腕はだれかによって捕まれた。
え?
と思った瞬間。
「はい、僕と皐月さんでやります。」