「僕も最初はそう思ってたんだけど、今日美穂ちゃんに会って思ったんだ」




海斗は嬉しそうに言った




「あの話は本当なんじゃないのかって」





「で、でも・・・だからって私・・・・」





「この二つの話、どっちが本当か分からない」





そう言いながら、海斗は美穂から預かった懐中時計を返した