「あぁ・・・」




「そう・・・でも、僕の家の懐中時計は違う話」




そう言うと、海斗は話を始めた





「この懐中時計は、持つ者同士が結ばれる」






「え?!」




「な!」





「ほ、本当なの!?」





「さぁ、本当の事を言うと、おじいちゃんとおばあちゃんがこの懐中時計を持っていて結婚したんだけど、おばあちゃんが結婚してすぐ懐中時計をなくしちゃって・・・」





「じゃあ、お前の母親とか父親はどうしたんだよ?!」






「懐中時計は関係なしに結婚した」





「じゃあ、その話嘘なんじゃないのか!?」