「今日転入生くるってー。」 「うそー!」 今日からずっとこの話題で持ち切りだ。 でも、俺はそんなこと考えていられる暇なんてなかった。 真里をどうするか。 それしか考えていられなかった。 「ハイじゃあ転入生を紹介いたします。 桐塚真里さんです。」 いつの間にかホームルームが始まっていて、先生が転入生を紹介していた。 そしてその言葉を聞いて前をおそるおそる見る。 真里が笑顔でたっていた。