そして、公園に着くまで、ずっと一言もしゃべらずそのままだったのは言うまでもない。 「ついた・・・。」 まだ心臓が大きくなっている。 頭から、翔のことが離れない。 私は、急いで車から降りると、送ってくれたマネージャーさんにお礼を言って、早足で帰った。 何事もなかったかのように。 家に帰ったらお兄ちゃんになんか驚かされたけど。 (それはいつまで経っても千里が返答をしてくれなかったからである。 )