「今日クッキーなんだ?
癒麻ちゃん料理上手だし、お菓子も作れるんでしょ?」
悟は隣に立つ樹に聞く。
「…お前には関係無いだろ?」
樹は面白くなさそうに悟とは反対側を向く。
「…やっぱり答えてはくれないんだ?」
悟は樹を見て、小さな声で小さくため息をつく。
「まだ仲間だと認められない?」
「お前、何度言えば気が済むんだ?」
「だって俺。二人の仲間になりたいんだよ。」
怒りをあらわにする樹に、悟は真剣な顔で樹を見つめる。
「お前が俺達に加勢する義務は無いだろ?」