ある日のこと。
「それでさー、アイツがさー…」
「ははは!ほんとに?」
私と友達。
楽しそうに話をしているときに、ある2人の人物が目に入った。
中村カイトと内山先生。
「そういえばさ、2人の髪型とか似てない?」
「実は、それにはこんな話があるんだよ…。」
「…なんで知ってるの?」
「それは、部活中のことだった…。」
(流された…。)
※ここからは、回想です。
何日か前のことだった。
「おい、中村。」
「はい、なんですか?内山先生。」
「ちょっと来い。」
すると内山先生はバリカンを取り出し、中村の髪を剃りはじめた。
ついこの間、内山先生は髪を剃り、坊主頭になっていた。
「よし、これでいい。」
中村の髪も、もちろん
坊主。
私「…なんで剃ったの?」
友「先生が剃りたかったから。」
私「…。」
友「それでね、その後、他の部員が来てね…」
「あれ、中村髪剃ったんだ。
あ。
内山先生と似てるね。
ペアヘッドじゃん。」
その後、内山先生は、
「そうだ!俺たちは、ペアヘッドだーー!!」
と、叫んだんだとか。
その後、内山先生は機嫌をよくして、中村に黒帯をあげたらしい。
※ちなみに柔道部です。
私「黒帯って、強い人がつけるんだよね…。」
友「ははは…。」
その後、中村は家に帰った。
家に帰ったとき、お母さんがいた。
「あら、カイト。髪の毛切ったの?」
「う、うん。」
「美容院にでも行ったの?」
「う、うん。」
「お金はいくらだったの?」
「え、えっと、2500円だよ。」
「そう。でも、2500円はどうやって手に入れたの?」
私「お母さんしつこ過ぎ!!」
カイトは考える。
「えっと…、お年玉だよ。」
「あら、でも、この間、お年玉は全部カードゲームと漫画に使ったって言ってなかったかしら?」
ギクリ。
「えっと、カードを売ったんだよ。」
「いくらになったの?」
「えっと、2000円だよ。」
「そんなに高く買い取ってくれたの!?」
「う、うん。」
「どこのゲーム屋さん?」
「えっと、スーパーの隣のところだよ。」