「ぐふっ…」

男子は私から離れて腹を押さえだした。鳩尾にクリーンヒットしたようだった。

「あははははっ!なんだお前!」

私は笑いを抑えきれず、失礼なこととはわかっているが、ゆびを指して笑い転げてしまった。

本当に愉快だった。
入れないと思っていた屋上にすんなり入れて、久しぶりに人に話しかけられて、蹴って、うずくまっているのを見て…