笑哉から電話があったのは、俺が図書室に駆け込もうとした時だった。
『お前は気づかなかったかもしれねーけどな、俺らが藤田に見つかったとき、誰かが見てたんだよ。そしてお前が何かを投げたところを見て、走り出したんだ。』
そう言うだけ言って電話はきれた。
笑哉は基本、問題は言って答えは言わない。というか、解説はするけど自分で解け。みたいな、そんな感じだ。
俺は考えるのは苦手ってわけじゃないけど、嫌いなのに。
でも、考えざるを得ない。何かのヒントって事は分かってるから。
『お前は気づかなかったかもしれねーけどな、俺らが藤田に見つかったとき、誰かが見てたんだよ。そしてお前が何かを投げたところを見て、走り出したんだ。』
そう言うだけ言って電話はきれた。
笑哉は基本、問題は言って答えは言わない。というか、解説はするけど自分で解け。みたいな、そんな感じだ。
俺は考えるのは苦手ってわけじゃないけど、嫌いなのに。
でも、考えざるを得ない。何かのヒントって事は分かってるから。