あれは、あっちの方に落ちたはず…。

夢中で探していると予鈴がなったが、気にもとめず探し続けていると、太陽を反射させて光っているものを見つけた。

「やっぱり。」

やっぱり、屋上の鍵だ。

そうつぶやいて、また走り出した。幸いというかなんというか、ポケットにお金もスマホも入っていた。

向かった先は、スペアキーの作れるところ。