すると、うるさい声が聞こえた。この声は…あのうるさい先生だ。生徒からはなぜか好かれている先生。

じゃなくて、

ー…屋上の鍵が開いている…ー

先生に見つからないようにそっと中を覗いてみると、あの日の男子が何かを外に投げ捨てるのを見た。

私は走り出した。

先生がなにかを言っているのを背中で聞いて。