「おー、凌?なに、今資料室にいんの(笑)んー、そこより良いとこ紹介すっから、屋上。来てみ?ん、あぁ、じゃー。」

どうやら凌にかけたようだった。あいつは女からの連絡にすぐに出られるようにずっとスマホを気にしている。

それからしばらくして賢と心が息を切らして階段を上ってきた。

「えみ!?何故屋上が!?あ、さかえくんが!?うあー!!!」

心が、屋上だというのを良いことにめっちゃ叫んだ。

凌はのろのろと階段を上っているところだ。