「あはははは!!なんだお前!」

その笑顔に俺の心は一瞬で撃ち抜かれた。一見どこかのお嬢様風なのに、笑うと無垢で幼い子供みたいだった。

凄く、凄く、かわいかった…

「ははは、はー…どうもありがとう見知らぬ人よ。」

そう言ってどこかに行こうとするから、つい飼っている猫にそうするように首を掴んでしまった。細くて、すこし力を入れたら折れてしまいそうだった。