沙和side


なにも聞こえない居酒屋の店内。


いいの、これが普通だから。



夕方。

ハルと虹と、飲みにきた私。


目の前には、大好きなビールやおつまみ。

ハルと虹は、なにやらお互いの彼氏の話をしているみたい…




私は、なんだか上の空。


考えるのは、奏のこと。



最近…

奏の様子が少しオカシイ。



私な飲みかけのビールをグビッと飲み、さっきの奏のことを思い出していた。