「やめときぃ」

「どーして?!」

「不良多いし馬鹿校やで?」

「海くんが守ってくれるから安心!!馬鹿校でもいいもんっ」

ニコニコ笑顔を向けてくる。
俺がいつ芽生を守るら言うたよ。

誰がお前なんか守るか…て言えたら楽やろな。
俺はこいつにずっと縛られるんやろか…?

「…せやな」

「蒼空くん以外にも友達いるよね?紹介してね!!｣

「ん…」

「じゃっ、また明日!!」

ヒラヒラ手を振って笑顔で去っていった芽生に対して俺は複雑な表情なままボーッと突っ立ってた。

…明日から、忙しくなりそうやな…。