「大丈夫…」

「…な訳ねぇだろ!!そんなにあたしら信用ない?」

私の言葉を遮って綾芽が声を上げた。
クラスの皆はシーンとしている。

聞こえるのは綾芽の声。

「あたしら友達だろ?無理に話さなくていいから、もう少し羽音は頼りな?」

今度は優しく微笑みながら私の頭を撫でた。
蒼空も海音も微笑みながら頷いていた。
















神様。
この人たちに頼っても、甘えてもいいですか?
この人たちを必要としてもいいですか?

…―どうか、少しの間だけ、許してください。