「とりあえず、顔の傷がある程度治ったら全部話してや?待っとるさけ。ほんなら今日は帰るわ。おやすみ」

私の頭をポンポンして海音は帰っていった。
おやすみって…まだ昼過ぎなのに。

私はそんなことを考えながらも海音の言葉を思い出した。

海音は薄々気付いてるんだね。

私はちゃんと、話せるかな?

ううん。

話さないといけないんだ。

皆に、この事も。