綾芽は昨日お弁当だったから問題ないとして蒼空と海音…食生活大丈夫?
パンばっか食べてるし、缶コーヒーしか飲んでないし。
私は立ち上がって海音の近くに寄る。
「どしたん?」
「……」
その言葉を無視して海音の腕を掴んだりお腹を触ってみる。
「羽音?!あんた、セクハラしてんの?!」
「…キャラ崩壊してんぞ」
「なんや?俺に惚れたんか?」
次々紡がれる言葉も無視して私は言う。
「48」
その言葉に皆はポカンとしている。
あ…主語忘れた。
「海音の体重」
「なんで分かったん?」
「勘」
私は小さい頃から人の体に触れるだけで大体の体重が分かる。
その身長から比較したりして。
海音の身長であの体重は痩せすぎ。
「もっと食べたら?」
「要らんわ」
「明日から私がお弁当作ってこようか?」