「昼食う?今日はここで」
「うん、食べる」
「じゃあ、机つけるか」
綾芽は言いながら机を私の方へくっ付けに来る。
蒼空の机は海音の方を向けて。
四人で居ることが当たり前になった私たち。
だけど私にとって、この四人…海音といるとデメリットが生まれてくる。
もちろんメリットもあるんだろうけど未だにそれはない。
「今日も二人は弁当なん?」
「あたしは購買で買ったパン」
「私はお弁当だよ」
机の上にお弁当を出して蓋を開けて中身を確認する…って言っても自分で作ってるから楽しみとか無いんだけどさ。
「どうせ星宮は缶コーヒーだろ?」
「よう分かってんな」
「ふん。蒼空はパンか?」
「ああ。メロンパン」
ここの人たちは…。