「濡れすぎちゃう?」

「そうかな?今日は来るの早いね」

「誰かさんが家まで来はったさかいな」

海音はチラッと蒼空の事を見て、睨んでいた。
だからこんなに早いんだ。

「感謝しろよな、わざわざ迎えに行ったんだから」

「へいへい」

何だかんだで仲良いんだね、海音と蒼空は。
私も幼馴染みとかほしかった。

「ある程度拭いたけど、風邪引かねぇようにな?服は着替えろ。あたしの体操服貸してあげるから」

ほんとにお姉さんみたいだ。
綾芽身長高いから私が着たらブカブカになりそう。