よくあるパターンだ。
どうせ水を掛けられるに決まってる。

抵抗するのも面倒。

「怖くて抵抗できないんだ?」

李花と呼ばれた子が笑いながら私を見る。

「低脳に付き合ってるほど暇じゃないからやるなら早くすれば?」

私がそう言うと、爆発したのかバケツに沢山水を入れてそれを私にかけた。

頭から爪先までびっしょびしょ。
せっかく拭いたのに。

「次は容赦しない」

そんな言葉を残して去っていった。
容赦しないって…今もしてなかったじゃん。