私は、自分を恨んで、悔やんだ。
もっと早く気づけばよかった。

そしたら二人とも死なずに済んだかもしれないのに。

悲劇を喜劇に変えられたかもしれないのに。

こんな形で、終わらせるなんて…嫌なのに。
私が泣いても海音は…芽生ちゃんは戻ってこないのに…。



そらでも私の涙は止まることがなかった。
医師も看護師も私の病室から黙って出ていった。

医師の人たちが悪い訳じゃない。
最善を尽くしてくれたはずだもん…。

悪いのは私。
…幸せすぎて浮かれてたのかな。



海音…会いたいよ…。