カウントダウンをしてる人が1!!と言った瞬間私の唇には柔らかい感触。

目の前には海音の顔。
腰には海音の腕。

…キス、されてる…。
海音よ後ろにあるクリスマスツリーは色鮮やかにライトアップされていてとても綺麗だった。

「メリークリスマス」

唇が離れて耳元で囁かれ今の私はパニック状態。
周りの人は数人だけど私たちを見て驚いていたり微笑んでいたりした。

「海音…」

「プレゼント何欲しか分からへんかったさけ…俺なりに考えてんで?」

「…っ」

嬉しくて、私の瞳からはたくさんの涙が溢れでた。
拭っても涙はとまるどころか拭う度に溢れる。

「…好きやで、泣かんとってや」

「馬鹿…っ!!」