「んで、何しに来たんや?」

その無言を破ったのは海音だった。
…そうだ、ここに来た理由を教えなきゃ。

「綾芽と蒼空が…ね」

「…やりよったんか。んなら今日はここて寝たらええんちゃん?」

…それも危ない気がするんだけど…そうするしかないよね。
あんなところで寝たくないもん。

「そうする」

…そう言えば、海音の部屋にもお風呂がついてるんだね。
私の部屋にもついてたけど私は敢えて、露天風呂に入ってきた。

景色って言うか、とても綺麗でビックリした。
何時間でも入れる露天風呂だったなぁ…。

「羽音、クリスマスの次はお正月やな。んでから春になったらクラス替えやん」