「ポジティブに考えようよ」
「…ん。ありがとな」
「どういたしまして」
「ちょっくら部屋で頭冷やしてくるわ」
「うん、いってらっしゃい」
綾芽は今にも泣き出しそうな顔をして出ていった。
私はそのままベッドへ倒れ込み、瞳を閉じた。
私も海音の事でこんな風に悩んだりするときが来るのだろうか。
そのとき、自分はどうしてるのかな。
綾芽みたいに悩んでるか、それとも悩まず普通に居るのか。
分からない。
でも、いっか。
いつか…そうなれば話し合おう。
そんなことを思いながら私は眠りについた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…