晩ご飯も無事、堪能した私たちは暗い夜道を歩きながら帰宅中。
「あんなんで足りんのか?」
海音が言う、あんなんとは…
私が頼んだのはサラダとケーキ等々。
海音が頼んだのはミートスパゲッティ。
少しだけミートスパゲッティをもらったり、私のサラダをあげたりして食べた。
「うん、お腹いっぱい」
「…もうちょい太れや」
女の子にそんなこと言っちゃダメでしょ。
太りたくはないかな、うん。
「やだよ」
「ガリガリやんけ」
ガリガリって…。
その言い方はやめてほしい。
まるで私がめっちゃ細い人みたいじゃん。
普通ぐらいだと自分では思うんだけどさ。
周りから見た私、と自分から見た私は違うから困るんだよね。
猫被ったりしなくちゃいけない場面もあるだろうし。