そう思いながらも無事、ショッピングモールにたいた。

そりゃ、もう大きい。
こんなに大きいんだ…見て回るの疲れそう。
実際、そう思わずにはいられない。

「なに見たいんや?」

「アクセとかで大丈夫かな」

「ほんなら2階や」

平日なのに人が多い…すごい。
エスカレーターを登って降りた直後に正面から手を振りながら近付いてくる女性。

誰に手を振ってるのかな?なんて思ったのも本当につかの間。

「バ海音~!!」

ば、ばかいと?
ばかいとって誰…?

「何やねん、明海」

「久しぶりじゃない?!」

「そやな」

「昔より男らしくなっちゃって~」

「…ちょ、それ言うなや…」

話が見えない…。
この女の人、高校生なのかな?
テンションが子供っぽい…。

「あら?そちらの子は彼女さん?」

「は、はあ…初めまして」

「バ海音やるじゃん!!可愛いわね~。あ、初めまして!!あたしは羽方 明海 -ハカタ アケミ- よろしくね!!」