見上げると海音は満足そうに微笑んでから再び近付いてくる。
またキスされるの?!って思ってしまった私は反射的に目をギュッと瞑ってしまった。
すると―
「これで妹って思われへんやん?」
そう、耳元で囁かれた。
ゆっくり目を開けると、海音は私の耳に顔を近付けてたみたいで…無駄に吐息がかかってくすぐったい。
…妹?妹?!…妹!!
そっか、私がいじけてたの…分かってキスしたんだ。
兄妹ならキスなんてしないもんね。
それで私が彼女って分かるようにキスしたんだね。
…恐るべし海音。
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