体のあちこちにキスマークがたくさんついていた。


拓哉だ…。


キスマークは束縛を意味する…冗談じゃない。


私はよく体を洗った。まるで抱かれた事実を消し去るように…。


シャワーを浴びた後制服に着替える。


「まだこんな時間か。」


時計は6時40分を示していた。


シーンとしたリビングはとても静か。


まるで私の心みたい。


「そろそろ行こうかな。」


私は自分の部屋にマフラーを取りに行った。


ちなみに私の部屋は2階。


クローゼットにあるマフラーをとって鏡を見る。


「よし!!」