お互いただの遊び。私なんて所詮都合のいい女でしかないのかもしれない。


それでも拓哉と居続けるのはただ誰かと繋がっていたいだけなんだと思う。


不安や孤独を忘れて…。


「ただいま。」


私は家の鍵を開けてゆっくりと中に入った。


今の時刻は朝の6時過ぎ。


「まだ寝てるか…」


そっと安堵のため息をこぼす。


「シャワー…浴びよ。」


私は洗面所にいき服を脱ぎ捨てた。


シャワーを浴びているとき自分の体を鏡で見る。


「信じらんない…」