「…今度は気をつける?」

「はぃ…」




しょぼんとした私の頭をナデナデ…。

ぅ、嬉しいかも…。






お父さんとは違った大きな手。

弟の葵とは違う手。

学校の友達とは違う…。

誰とも違う…。




先生だからこの手が好きで、先生だから怒られるのも好き。



先生だから…何もかもが好き。



この気持ちを先生に伝えても伝えても、伝えきれないこの想い。



どうしたら伝わるのかな…。