「ラファエルの元へ行く。もちろんお前も連れて行く。」
「は?」
そのまま襟首をつかまれ、そのまま空へ飛ぶ。
「ぎゃー!!空飛んでる!落ちるー!」
「暴れるな!おとすぞぉ!」
口論十分―
「ついた・・・。」
「ここ?」
先ほどまでいたところとあまり変わっていないように感じた。
「おい!」
大地の風が揺れる。そのとき一人の天使が姿を現した。
「なっなに?ウリエル」
「お前だろう穴を開けたのは・・・。」
動きががちがちに固まり始めるラファエル。
「ん、あ、なにそれ人間?何でここにいるの?」
「話を若干そらすなバカヤロウ。」
私はどうしたらいいかまったく分からなかった。
「で、なぜそれよりここに人間が?・・・」と、しゃべったところをウリエルがさえぎった。
「だからお前が穴を開けたからだろうが!」
「え、私ここに落ちてきたのこの悪魔のせい?!」
「誰が悪魔だ!風を操る力を持つこのラファエルに!」
「ええい。胸をはっていうなぁぁぁぁ」
という口論20分後―――――
口を開いたのはラファエルだった。
「しかし君すごいねぇ。穴を開けたとき、まずいと思ってふさいだのに突き破って落ちてくるなんて・・・。」
ラファエルはうんうんと、うなずいていた。でもアラリエルにはさっぱり分からず。
「ふさいだのに私はどうして落ちたの?」
答えたのはウリエルだった。
「それは、アラリエルがそれだけの力を持っていたからだ。」
「?」
「もしかしたらお前は生まれ変わりかもしれない。昔、アラリエルという天使がいた。水を恵む天使なので漁師に呼び出されれ、そのまま帰ってこなかった。」
さびしそうな眼で目をそらしていた。ラファエルもうつむいていた。アラリエルは、昔と言われていても天使の基準なんて分からない。
「それは、何年前のことなの?」
ラファエルが答えた。
「もう忘れたよ。アイツがいなくなって一番孤独を感じた天使が居たんだ。昔からの友達だったみたいで・・・。」
ラファエルは、急にウリエルのほうへ期待の眼差しを向けている。
「・・・まあ、行ってみるか・・・。」
「ヤリィ。」
「は?」
最後まで話にまったくついていけなかった私だった。
「え、ちょっと、行くってどこへ!?」
何もかもが分からない。それに答えたウリエルは、
「ガブリエルのところへだ。」
また、例のごとく連れ去られ泣き叫ぶ。
「うるさいな!お前はいちいち!」
ラファエルとウリエルは声を合わせてそういった。
「やっとついた・・・。」
へろへろになった私とうるささに参った天使二人がこう言った。
『ガブリエル~出てこい~。』
美しい湖の水がザワザワと音を立て、形を成していった。
「だれじゃ。呼んだのは。」
美しい水の羽にまとわりつくような水の玉、透き通るような白い肌。間違いない、天使だ。
すると突然ウリエルが、
「この娘の名は、アラリエルでラファエルのせいで・・・・・。」
「なに?アラリエルじゃと!?帰ってきたのか!良くぞ帰ってきた!!!千年間待っておったぞ。」
ダッシュで抱きついてくる天使。破壊力は計り知れない・・・。
「痛!あ、あのう、離してもらえませんか?」
「なんじゃ、おぬしが帰ってきたのじゃぞ?感動の再会じゃあ!!」
「う、ウリエルさーん!助けてくださ「無理だ。ああなったら、もうとめられん・・・。」
「そっそんなぁ~」
大騒ぎする湖の周辺。にぎやかそうだが、天使のごたごたに人間が混ざるということは、ほぼ死に近い。
ラファエルは、突然叫んだ。
「ガブリエル!全部聞いてから質問してくれ!いくぞ。まず、アラリエルは私がいたずらしてできた穴から落ちてきた『人間』だ。そして、相当の魔力があるから簡易でふさいだ穴が力に耐えられなくなり崩れ落ちた。そしてだなぁ、すごい魔力だったので千年前に消えたアラリエルと、名前が一致したため仮説を立てたわけだ!でも、今のアラリエルは人間として転生したため人間界に返さなければならない。どうするかをかんがえている。」
すべてを言い終わるとはぁ~と、大きなため息をつきにっこりと顔を上げた。そして、ガブリエルは絶句していた。
「なん、だと。こやつは、ちがう、のか?」
「あぁ、違うと思う。前世は何かまだ分からないからここにきた。」
「見ろと、いうのか。」
「うん」
二人だけで会話が進む。聞いていると若干恐ろしいような気がするが聞き逃そう。
「アラリエルとやら、今からおぬしを占う。よろしいか?」
「うん」
「よし、まず、目を閉じて念じろ。前世は何か、それと教えてくるるものを思い浮かべろ」
「うん」
水面に映り始める姿それを見てほかの天使たちは自分の目を疑った。
「やっぱりか・・・・。」
皆は黙って水面を見つめた。
写っていたのは片翼の天使。おそらく消滅するときの姿であろうそれに私は気持ち悪くなった。
「なに、これ・・・・。」
アラリエルと呼ばれた天使は、壁に打ち付けられ身動きできなくなっていた。そこに人は拷問道具を持ってきて恵みをと叫んでいる。
瞬間、目の前が真っ暗になった。誰かが目をふさいだのだろう。聞こえてくる音は、人々の声と天使の唸り声。そしてそれを見ている天使たちの涙が流れる音。
「あ、らり、える・・・・。」
私は目の前が真っ暗で何が起こっているのかわからない状況だから、とにかくてをどけてもらう事にした。
「手、離して・・・。」
すっと、暗闇から開放された視界は、天使たちが泣き崩れた姿を映し出した。
「アラリエル・・・・・・お主が帰ってこなかったのは・・・・・・・そう、言う事だった、のか・・・・・。」
ガブリエルは、扇子らしきもので顔を隠しながら泣いている。ウリエルの涙が地に落ちたとき、大雨が降った。ざあざあと、長く長く降り続く雨に人々は困り果てていた。
ラファエルの涙が砂漠に落ちたとき、それは大きな砂嵐を起こした。
ウリエルは涙をぬぐった。人が憎くても、世界を壊す事はできない。
私はどうすればいいか分からなくなった。
「あ、あの・・・・。」
天使が一斉に振り返る。
「アラリエルさんは、どうして殺されたの?」
私は、このままじゃ人間は滅びてしまうと考えて話を出した。
「私たちにも分からない。アラリエルはしっかり仕事をしていたのは知っていた。と、いうか人間共が無理やり働かせていた。助けに、行こうとしたが、あのころの私は穴があけれなくて・・・・・・・・・・・・・・・。」
また、ラファエルが一粒落としそうになった涙を、私は死を覚悟して舐めとった。
「もう、泣かないでください。」
「我は・・・・も・・・・・。」
「お願いだから・・・泣き止んでください。」
ウリエルはもう涙は止まっていたようだった。
「アラリエルを、人間界へ戻さなければいけない。」
ウリエルは苦虫を噛み締めたような顔でそういった。ラファエルは首を縦に、ゆっくりとふった。ガブリエルは、泣き崩れてしまった。私は泣き崩れたガブリエルをそっと抱きしめた。
「我らの力でもどせれる。」
ガブリエルは俯いたままそう言った。
「だな・・・・・。」
「あぁ。」
ウリエルもラファエルも、了承した。
「あ、のさ、みんな。提案があるんだけど・・・・・。」
「なんだ。」
「たまに、というか、ちょくちょくここに来れないかな?」
「えっ・・・。」
その場にいる私をぬいて全員が固まった。
そんな事出来るはずないといいたいのだろうか・・・。
「そのてが、」
「え?」
ラファエルが叫んだ。
「その手があったかぁあああああ!!!!!!」
「えっ!?」
ほかの天使たちも、うんうんと頷いている。
すると、ガブリエルが
「アラリエルよ、今からこちらの世界に来る術を教えよう。覚えるんだぞ。」
「あ、うん!」
いきなり始まった、術式覚え。
「まず、この魔法陣を描け。」
見た目は、二重の円に、何かも字が書いてあった。
「これ、どうやって描くの?」
本当に描けるのか?という陣に少しためらいながら、真似して描いてみる。
「描けたぁ~。」
「そしたら、真ん中に立ってここへ来たいと願え。今は、帰るんだぞ。」
「分かった。」
学校を思い浮かべてそこへ行きたいと願った。すると、体が浮遊感に包まれる。
「じゃあ、また来てね!」
「うん!」
天使たちに見送られ無事に、あの瞬間あの時に戻れた。洪水は元に戻っていて、いつのも学校。そして今、落ちたときの穴がそこにある。
「まだ、直してないんだ・・・・。」
笑って、次の授業へと走っていった。
「は?」
そのまま襟首をつかまれ、そのまま空へ飛ぶ。
「ぎゃー!!空飛んでる!落ちるー!」
「暴れるな!おとすぞぉ!」
口論十分―
「ついた・・・。」
「ここ?」
先ほどまでいたところとあまり変わっていないように感じた。
「おい!」
大地の風が揺れる。そのとき一人の天使が姿を現した。
「なっなに?ウリエル」
「お前だろう穴を開けたのは・・・。」
動きががちがちに固まり始めるラファエル。
「ん、あ、なにそれ人間?何でここにいるの?」
「話を若干そらすなバカヤロウ。」
私はどうしたらいいかまったく分からなかった。
「で、なぜそれよりここに人間が?・・・」と、しゃべったところをウリエルがさえぎった。
「だからお前が穴を開けたからだろうが!」
「え、私ここに落ちてきたのこの悪魔のせい?!」
「誰が悪魔だ!風を操る力を持つこのラファエルに!」
「ええい。胸をはっていうなぁぁぁぁ」
という口論20分後―――――
口を開いたのはラファエルだった。
「しかし君すごいねぇ。穴を開けたとき、まずいと思ってふさいだのに突き破って落ちてくるなんて・・・。」
ラファエルはうんうんと、うなずいていた。でもアラリエルにはさっぱり分からず。
「ふさいだのに私はどうして落ちたの?」
答えたのはウリエルだった。
「それは、アラリエルがそれだけの力を持っていたからだ。」
「?」
「もしかしたらお前は生まれ変わりかもしれない。昔、アラリエルという天使がいた。水を恵む天使なので漁師に呼び出されれ、そのまま帰ってこなかった。」
さびしそうな眼で目をそらしていた。ラファエルもうつむいていた。アラリエルは、昔と言われていても天使の基準なんて分からない。
「それは、何年前のことなの?」
ラファエルが答えた。
「もう忘れたよ。アイツがいなくなって一番孤独を感じた天使が居たんだ。昔からの友達だったみたいで・・・。」
ラファエルは、急にウリエルのほうへ期待の眼差しを向けている。
「・・・まあ、行ってみるか・・・。」
「ヤリィ。」
「は?」
最後まで話にまったくついていけなかった私だった。
「え、ちょっと、行くってどこへ!?」
何もかもが分からない。それに答えたウリエルは、
「ガブリエルのところへだ。」
また、例のごとく連れ去られ泣き叫ぶ。
「うるさいな!お前はいちいち!」
ラファエルとウリエルは声を合わせてそういった。
「やっとついた・・・。」
へろへろになった私とうるささに参った天使二人がこう言った。
『ガブリエル~出てこい~。』
美しい湖の水がザワザワと音を立て、形を成していった。
「だれじゃ。呼んだのは。」
美しい水の羽にまとわりつくような水の玉、透き通るような白い肌。間違いない、天使だ。
すると突然ウリエルが、
「この娘の名は、アラリエルでラファエルのせいで・・・・・。」
「なに?アラリエルじゃと!?帰ってきたのか!良くぞ帰ってきた!!!千年間待っておったぞ。」
ダッシュで抱きついてくる天使。破壊力は計り知れない・・・。
「痛!あ、あのう、離してもらえませんか?」
「なんじゃ、おぬしが帰ってきたのじゃぞ?感動の再会じゃあ!!」
「う、ウリエルさーん!助けてくださ「無理だ。ああなったら、もうとめられん・・・。」
「そっそんなぁ~」
大騒ぎする湖の周辺。にぎやかそうだが、天使のごたごたに人間が混ざるということは、ほぼ死に近い。
ラファエルは、突然叫んだ。
「ガブリエル!全部聞いてから質問してくれ!いくぞ。まず、アラリエルは私がいたずらしてできた穴から落ちてきた『人間』だ。そして、相当の魔力があるから簡易でふさいだ穴が力に耐えられなくなり崩れ落ちた。そしてだなぁ、すごい魔力だったので千年前に消えたアラリエルと、名前が一致したため仮説を立てたわけだ!でも、今のアラリエルは人間として転生したため人間界に返さなければならない。どうするかをかんがえている。」
すべてを言い終わるとはぁ~と、大きなため息をつきにっこりと顔を上げた。そして、ガブリエルは絶句していた。
「なん、だと。こやつは、ちがう、のか?」
「あぁ、違うと思う。前世は何かまだ分からないからここにきた。」
「見ろと、いうのか。」
「うん」
二人だけで会話が進む。聞いていると若干恐ろしいような気がするが聞き逃そう。
「アラリエルとやら、今からおぬしを占う。よろしいか?」
「うん」
「よし、まず、目を閉じて念じろ。前世は何か、それと教えてくるるものを思い浮かべろ」
「うん」
水面に映り始める姿それを見てほかの天使たちは自分の目を疑った。
「やっぱりか・・・・。」
皆は黙って水面を見つめた。
写っていたのは片翼の天使。おそらく消滅するときの姿であろうそれに私は気持ち悪くなった。
「なに、これ・・・・。」
アラリエルと呼ばれた天使は、壁に打ち付けられ身動きできなくなっていた。そこに人は拷問道具を持ってきて恵みをと叫んでいる。
瞬間、目の前が真っ暗になった。誰かが目をふさいだのだろう。聞こえてくる音は、人々の声と天使の唸り声。そしてそれを見ている天使たちの涙が流れる音。
「あ、らり、える・・・・。」
私は目の前が真っ暗で何が起こっているのかわからない状況だから、とにかくてをどけてもらう事にした。
「手、離して・・・。」
すっと、暗闇から開放された視界は、天使たちが泣き崩れた姿を映し出した。
「アラリエル・・・・・・お主が帰ってこなかったのは・・・・・・・そう、言う事だった、のか・・・・・。」
ガブリエルは、扇子らしきもので顔を隠しながら泣いている。ウリエルの涙が地に落ちたとき、大雨が降った。ざあざあと、長く長く降り続く雨に人々は困り果てていた。
ラファエルの涙が砂漠に落ちたとき、それは大きな砂嵐を起こした。
ウリエルは涙をぬぐった。人が憎くても、世界を壊す事はできない。
私はどうすればいいか分からなくなった。
「あ、あの・・・・。」
天使が一斉に振り返る。
「アラリエルさんは、どうして殺されたの?」
私は、このままじゃ人間は滅びてしまうと考えて話を出した。
「私たちにも分からない。アラリエルはしっかり仕事をしていたのは知っていた。と、いうか人間共が無理やり働かせていた。助けに、行こうとしたが、あのころの私は穴があけれなくて・・・・・・・・・・・・・・・。」
また、ラファエルが一粒落としそうになった涙を、私は死を覚悟して舐めとった。
「もう、泣かないでください。」
「我は・・・・も・・・・・。」
「お願いだから・・・泣き止んでください。」
ウリエルはもう涙は止まっていたようだった。
「アラリエルを、人間界へ戻さなければいけない。」
ウリエルは苦虫を噛み締めたような顔でそういった。ラファエルは首を縦に、ゆっくりとふった。ガブリエルは、泣き崩れてしまった。私は泣き崩れたガブリエルをそっと抱きしめた。
「我らの力でもどせれる。」
ガブリエルは俯いたままそう言った。
「だな・・・・・。」
「あぁ。」
ウリエルもラファエルも、了承した。
「あ、のさ、みんな。提案があるんだけど・・・・・。」
「なんだ。」
「たまに、というか、ちょくちょくここに来れないかな?」
「えっ・・・。」
その場にいる私をぬいて全員が固まった。
そんな事出来るはずないといいたいのだろうか・・・。
「そのてが、」
「え?」
ラファエルが叫んだ。
「その手があったかぁあああああ!!!!!!」
「えっ!?」
ほかの天使たちも、うんうんと頷いている。
すると、ガブリエルが
「アラリエルよ、今からこちらの世界に来る術を教えよう。覚えるんだぞ。」
「あ、うん!」
いきなり始まった、術式覚え。
「まず、この魔法陣を描け。」
見た目は、二重の円に、何かも字が書いてあった。
「これ、どうやって描くの?」
本当に描けるのか?という陣に少しためらいながら、真似して描いてみる。
「描けたぁ~。」
「そしたら、真ん中に立ってここへ来たいと願え。今は、帰るんだぞ。」
「分かった。」
学校を思い浮かべてそこへ行きたいと願った。すると、体が浮遊感に包まれる。
「じゃあ、また来てね!」
「うん!」
天使たちに見送られ無事に、あの瞬間あの時に戻れた。洪水は元に戻っていて、いつのも学校。そして今、落ちたときの穴がそこにある。
「まだ、直してないんだ・・・・。」
笑って、次の授業へと走っていった。