ハルの隣を歩いている自分。
いまだに信じられない。
つい最近までは独りで自分の殻にとじ込もってたのに。。
こうやって私を変えてくれる人が近くにいる。
私はハルをぎゅっと抱き締めた。
なんでか自分でも分からないけど、
急に離れたくない。
そう思ったのだ。
「ハル。。少しだけ、このままでいさせて。?」
ハルは黙って首を縦にふった。
ハルの匂いがする。。
温かい。ハルの体温。
大きな背中。
ドキドキしてるのが伝わっちゃいそう。
ハルもぎゅっと抱き締めてくれた。
ー次の日ー
今日も私はハルと学校へ向かった。
いつもだったら憂鬱なはず。
だけど今は違う。
前の自分と変わったことがある。
私には支えてくれる人がいる。
自分は思ってるほど独りじゃないってこと。
それに気づくまでに人はみな、
長い時間をかけてしまう。