「べっべつに気になったわけじゃ…!」



「ふーん…まあ、いっか!」



香奈は何かが分かったような



表情で私を見てきた。



「なっなに!?」



「ううん。なんでもないよ!」



香奈が言った直後に



チャイムが鳴ったので



私は香奈の表情を気にしつつも



授業の用意を始めた。