「ふふふっ…そうだよねっ」


栞里につられてあたしも笑みがこぼれた。


「凛菜ーりんご飴食べない!?」

「良いねっ!」


あたしと栞里は屋台に夢中。

夏祭りくらい子供になって良いよね?


「りんご飴美味しい!」

「美味しいね〜栞里」

「栞里〜俺にも一口ちょーだい!」


あたしと栞里の間から太陽くんが割り込んで来る。


「えっ、ヤダー!太陽にはあげたくないわー」

「ひどくない!?」


ギャーギャー言ってる栞里と太陽くんから少し離れて、優翔くんのところに行くあたし。